そのうち、200頭の死亡が確認されている。 2020年には、「オーストラリア史上最悪」と言われるクジラの座礁があった。470頭のゴンドウクジラが座礁したこの事故は、今回の座礁事故と同じ日に、同じ場所で起きている。 地震などの自然現象や、海洋ゴミや船舶のソナーといった人為的な影響など、様々な要因があると見られている。 また、地形や潮、磁場の関係でクジラのエコロケーション(超音波で大きさや位置を測ること)が狂う「大量座礁が起きやすい」場所があることは考えうる。 マッコーリー湾の入り口は浅く、危険な水路として「ヘルズ・ゲート(地獄の門)」と名がついている。 現在、タスマニアの野生動物保護当局のスタッフや救急隊、地元の養殖業者やボランティアなどが集い、生きているクジラの救助にあたっている。 タスマニア公園野生生物保護局のブレンドン・クラーク氏はABCニュースに、「救助活動に専念し、クジラを海に戻すことに重点を置いている。何頭かは(沖に返しても)再び流れ着く可能性もあるため、注意深く監視を続ける」と語った。 市民からボランティアの申し出が多くあるとのことだが、救助は複雑な作業で、訓練を受けたスタッフやボランティアに任せたいと当局は述べている。 独自の写真特集や、思わず共感してしまう体験談、著名人の最新情報から徹底的に掘り下げた調査報道までーー。「世界のイマ」がわかる話題をお届けします。

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